高額療養費制度に関する厚生労働省の専門委員会が21日開かれ、70歳以上を対象とする外来特例を廃止も含め見直すべきだと複数の委員が主張した。慎重な検討を求める意見もあったが、見直し自体に異論はなかった。【松村秀士】
この日の専門委員会で厚労省は、高齢者の受診動向や実際の医療費負担のケースなどのデータも踏まえた外来特例の在り方のほか、高額療養費の自己負担限度額を見直すならどのような切り口が考えられるかを論点に上げた。
意見交換で佐野雅宏委員(健康保険組合連合会会長代理)は、大きなリスクに備えるためのセーフティーネット機能を持つ制度の主旨に鑑みて
(残り590字 / 全861字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】


